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枕刀
枕刀は、息を引き取った後に魂が抜けてしまった体(遺体・亡骸)に悪い霊が入ってこない
ように、枕元や布団の上に守り刀として悪霊に嫌いな刀などの光ものを置くことです。
昔は防腐処置などがないため、亡くなった方をそのままの状態にしておくと、ガスがたまり
体は膨張され痛ましいお姿になりました。その姿はまさに「悪霊にとりつかれた」と思った
そうです。そこで遺体を悪霊から守ろうと、刃物を置く習慣になりました。
しかし、亡くなられた方は形が崩れていくことは自然の現象です。現在では遺体を数日間は
良い状態に保とうと防腐処置(ドライアイス・保冷室)などがあります。
亡くなれた方は悪霊になるのではなく、天に昇り私たちを見守ってくれていると思います。